メイク化粧品・コスメ

〔COLUMN〕化粧かぶれの症状と対策

  • 肌荒れ・ゆらぎ肌

pic皆さんは化粧品で肌がかぶれたことがありますか?
「化粧かぶれ」は、肌のリズムや化粧品の配合成分によって起きてしまう肌トラブルで、放っておくと症状が悪化し、長引いてしまう恐れがあります。

化粧かぶれについてよく理解し、肌トラブルを未然に防ぎましょう。

化粧かぶれとは

使用している化粧品の成分が合わなかったり、長時間化粧をしていることで皮膚が呼吸しにくくなることで起きる肌トラブル。
症状は、ニキビのような発疹・湿疹、赤みやヒリヒリとした痛みなどさまざまです。

特に、体が疲労状態に近いと、その影響を受けやすいといわれています。pic

\かぶれのタイプ/

典型的な接触性皮膚炎である「化粧かぶれ」は、「刺激」によるものと「アレルギー」によるもの、2種類に分類されます。
自分の症状はどちらに当てはまるのかをしっかりと理解しましょう。

◆刺激

皮膚に接触したものの刺激によって起こる皮膚炎。刺激の強いものを使うと、誰でも起こり得るかぶれです。

また、化粧品を使っている人の肌状態にも左右されます。
たとえば、体調や季節の影響で肌が不安定な時、バリア機能が低下している時、皮膚に傷がある時には、症状が出やすいといえます。

◆アレルギー

体内の抗体が異物(アレルゲン)を排除しようとして起こる皮膚炎。濃度や量が極めて少なくても、その異物に拒絶反応を起こす人に限って症状が現われます。

症状が治まっても、一旦アレルゲンに接触すると同じような反応を繰り返し、肌の状態に関係なく体のどの部分に塗っても発疹がでます。

化粧かぶれの原因

原因① 新しい化粧品が肌に合わない。

化粧品のどの成分が原因なのかを知りましょう。
知らないと、化粧品を買い替えてもかぶれを繰り返してしまいます。

\かぶれを起こしやすい成分とは?/

かぶれの原因となる成分は、化粧品以外にも食品や薬品、衣料品などに含まれていることもあります。
日常生活でも十分に注意しましょう。

◆香料
化粧品かぶれの原因No. 1。“イソオイゲノール”という香料は、カレー粉、スパイス、お菓子などにも含まれることがあります。

◆防腐剤
主に“パラべン”、“フェノキシエタノール”、“1-3ブチレングリコール”などの化学由来成分。

◆色素
“タール色素”が有名。衣服、食品、薬に使用されることも。

◆界面活性剤
洗顔料、シャンプーなどに含まれる洗浄剤の成分。これによる刺激の人も多い。

◆乳化剤
“ラウリンアルコールクリーム”という化学物質で、口紅やヘアケア剤によく含まれている。

◆ジアミン
PPDA(パラフェニレンジアミン)というジアミン系薬剤がアレルギーを招く。酸化剤、永久染毛剤(ヘアダイ、ヘアカラー)などによく含まれている物質。pic

原因② 紫外線

いつもの通りのスキンケアやメイクでも、紫外線の刺激が化粧品に反応し、突然かぶれることあります。
屋外でのイベントで思いがけず長時間紫外線を浴びてしまい、紫外線対策が間に合わなかった時に起こりやすくなります。

原因③ それ以外

睡眠不足、季節の変わり目、空気の乾燥、ホルモンバランスの崩れ、過剰な洗顔、偏った食生活、ストレスなどにより、肌のバリア機能が低下し、いつもの化粧品なのにかぶれが生じることがあります。

肌の調子が悪い時は、インスタント食品、スナック菓子、コーラなどを控えましょう。
ひどい時は、コーヒーや紅茶なども刺激物になります。

化粧かぶれが起きてしまったら・・

気をつけていても化粧かぶれは突然起きてしまうもの。
まず、かぶれた部分に何を使ったか(塗ったか)を思い出すことが大切です。

\かぶれの部位から考えられる製品/

顔全体:化粧水、乳液、ファンデーション、クレンジング、洗顔料、日焼け止めなど
目の周り:アイシャドー、アイライナー、アイクリーム、目薬など
口唇:口紅、リップクリーム、歯磨き粉など
頭・首:染毛剤、パーマ液、シャンプー、リンス、スタイリング剤など

もし肌の異常を少しでも感じたら、すぐに使用を中断し、皮膚科で診てもらいましょう。

また、スキンケア剤を無添加や低刺激性のものに替え、出来ればかぶれが引くまでは化粧を控えましょう。76bb863a1ef4ef689366c636ec0b7214_s[1]

化粧かぶれが起きた時の対処法

すぐに治まりそうであれば様子を見るのも良いですが、悪化してしまうと治療に時間がかかってしまうので、早めに受診することをオススメします。
その際、可能であれば、大きな病院のアレルギー科で診てもらうのがいいでしょう。

<皮膚科でおこなわれる治療例>

化粧かぶれの治療は、その原因がほかの湿疹を起こす病気やアトピーでないかどうかを視野に入れ、本当に化粧品が原因かどうかを確かめるところから始まります。

治療中は、化粧品の使用は中断する
→数日待ち、症状が治まるかどうか確認
→化粧をしてみて症状が出るかどうか確認
→再度症状が出た場合は、パッチテストで原因となる化粧品を特定する

化粧品の使用をやめると悪化はとまりますが、かぶれが治るのには時間がかかります。
放っておくと色素沈着を招くので、短期間で症状を治すためにはステロイド剤を処方されることもあるでしょう。短期間であれば怖い薬ではないので、医師の指示に従って正しく使用し、早くきれいな肌に治しましょう。

\自分でできる/ かぶれに対する検査と対策

picかぶれの疑いがある化粧品は、パッチテストや使用テストなどで検査してみると良いでしょう。

◆パッチテスト

①1㎝程度の大きさのガーゼ、もしくはコットンを用意する。
②化粧品を浸み込ませ、二の腕の内側のやわらかい部分に貼る。その際、紙テープや絆創膏で貼り付けましょう。
③24時間~72時間そのままにしておく。(※かゆみが出た場合はすぐに中止すること。)

はずしてみて赤みや湿疹が出たら、その化粧品の使用は控えましょう。

◆使用テスト

皮膚のやわらかい腕の内側に、1日2回10円玉くらいの大きさを塗布。その間の入浴は、濡れないよう気をつけましょう。
4日間ほど同じところに塗り、どの化粧品で赤くなるかを調べます。

また、新しい化粧品を使用する前も、同様に行うとかぶれの予防になります。

まとめ

化粧品のどの成分が原因なのか、そして関係ない成分はどれか、をきちんと調べることが重要です。
また、赤くも痒くもならないため気づきにくいのですが、合わない化粧品を使っているうちにシミになる「色素沈着型かぶれ」もあります。

毎日自分の肌を鏡でチェックするなどし、素早く異変に気づけるようにしましょう。