日焼け止め「SPF」と「PA」の違いと選び方

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肌のために知っておくべき!「UVa」と「UVb」の違いとその対策とは?」でもお伝えした通り、紫外線には種類があり、それによって対策も異なります。

今回は、紫外線の種類をおさらいするとともに、「SPF」と「PA」の表記の正しい見方と対策方法についてお話します。
ぜひ、日焼け止め選びの際に参考にしてくださいね。

 

  

「UVa 」には、日焼け止めの「PA」をチェック

紫外線のひとつ「UVa」には、以下のような特徴があります。

■ 肌の奥で美肌細胞が多数存在する「真皮(しんぴ)」にまで届き、影響を与える。
■ たるみやシミ、しわなど“光老化”の原因に。
■ 雲や窓ガラスも突き抜けるため、曇りの日や室内でも注意が必要

  

UVaのための日焼け止めは、PAの「+」の数で選ぶ

UVaから肌を守るには、日焼け止めなどに記載されている「PA」の部分を見ましょう。

防御効果の高さは、「+」の数と比例しており、下記のように4段階に設定されています。天気や紫外線量、その日の過ごし方と照らし合わせた時、どの度数が肌に合うのかチェックしてください。

・PA++++  極めて高い効果がある

・PA+++  非常に効果がある

・PA++  かなり効果がある

・PA+  効果がある

 

「UVb 」には、日焼け止めの「SPF」をチェック

紫外線のひとつ「UVb」には、以下のような特徴があります。

肌の表面変化(目に見える日焼け)に強く影響を与える。
■ メラニン色素を過剰に生成し、やがて色素沈着となってシミやソバカスの原因に
レジャー日焼けの元となる。

  

UVbのための日焼け止めは、SPFの数値で選ぶ

「SPF」とは、“紫外線を浴びた時に、皮膚が赤くなるまでの時間を何倍に長くできるか”を表したもの。
紫外線が当りだしてから日焼けするまで、個人差はあれど、だいたい15分くらいと言われています。

そのため、SPF30の場合 、15分×30=450分(7.5時間)は日焼けが抑制されるということになります。

その日の天気や紫外線量、外出時間と照らし合わせ、どの度数が肌に合うのかチェックしましょう。

  

日焼け止めのSPFとPAの違い&選び方まとめ

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「SPFやPAの度数が高い=日焼けや肌老化を防ぐ効果が高い 」という仕組みがお分かりいただけたかと思います。

また、こまめな塗り直しが日焼けの影響の受け方を左右します。

そのため、以下を参考に、生活スタイルやその日の過ごし方などに合わせて塗り分けることをオススメします。

◇通常の家事、洗濯物を干したり、近所へ買い物程度なら・・・
→ SPF 15〜20PA ++程度

◇スポーツや通勤、散歩などにより屋外で1~2時間過ごすなら・・・
→ SPF 30〜40/PA +++程度

◇晴れた日に長時間の外出、スポーツや海・山などへのレジャーを楽しむなら・・・
→ SPF50〜50+/PA ++++程度

「真夏だけ日焼け止めを使えばいいよね!」と安心してはいけません。
紫外線が増え始める春先、そしてまだまだ紫外線の強い秋口と、しっかりと対策しておくことが美肌への近道となります。

もちろん、年中かけて紫外線対策を意識しておくことがベスト。UV効果を備えた化粧下地などをうまく活用し、日中素肌で過ごすことは極力避けてくださいね!

しっかりと紫外線対策について理解し、肌にあった日焼け止めを選びましょう。

 

 

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