誰もが、つるんとしたすべすべな背中に憧れますよね。
しかし、そこまではお手入れが行き届かず、背中の肌トラブルに悩む人も多いはず。
第1話となる今回は、多くの人が抱えている背中の肌トラブルの原因について、そして第2話では背中の肌ケアや心掛けについてお話します。
第2話:ケアや心掛けについてはこちら
「〔COLUMN〕ザラつき、黒ずみ、ニキビ・・・背中の肌トラブル、原因と対処法②」
背中のザラつきや黒ずみなど、肌トラブルの原因は?
「目や手が届きにくい」「汗を多くかく」「皮脂腺が集中している」
こういった理由から、背中は黒ずみやニキビができやすい環境となっています。
また、その他にも以下のような原因が考えられます。
背中ザラつきや黒ずみの原因① 毛穴の詰まり
顔と同じように、背中にもTゾーンがあります。
その部分は皮脂の分泌が多く、古い角栓と混ざって毛穴が詰まりやすい環境に。
毛穴が角栓で塞がると、内部に溜まった皮脂をエサに菌が増殖し、炎症を起こし、ニキビやザラつき・黒ずみとなります。
また、入浴の際、シャンプーやトリートメント・ボディソープのすすぎ残しやシャンプーに含まれるシリコンが毛穴の詰まりを促進する場合があります。
背中ザラつきや黒ずみの原因② 乾燥
背中は身体の中でも角質が厚く、乾燥しやすい部位です。
肌が乾燥すると、バリア機能が失われ外的刺激を受けやすい状態に。
そんな状態から肌を守ろうと、皮脂が過剰に分泌され、毛穴の詰まりを引き起こします。
背中ザラつきや黒ずみの原因③ 色素沈着
肌が刺激を受けると増加する“メラニン”。
「衣服や下着の擦れ」「身体のゴシゴシ洗い」「かゆみで掻きむしる」「過度な紫外線」などが刺激となって肌の色素沈着(=黒ずみ)を招くことがあります。
また、そういった刺激によって角質がさらに分厚くなり、毛穴も詰まりやすくなります。
背中ザラつきや黒ずみの原因④ ストレスによるホルモンバランスの乱れ
身体がストレスを感じると、それに対抗するため抗ストレスホルモンの分泌が活性化されます。さらに、自律神経のバランスが乱れると、男性ホルモンの分泌も活性化。
これらのホルモンには皮脂腺を刺激する作用があるため、皮脂が過剰分泌されニキビや黒ずみへと繋がります。
また、睡眠不足やストレス、生理前などは、ホルモンバランスが乱れ、身体の抵抗力が弱まった状態。そのため、アクネ菌が増殖し、ニキビが大量発生することがあります。
背中ザラつきや黒ずみの原因⑤ 重度の炎症
肌の炎症が重症化すると真皮に傷がつき、クレーター状の凸凹が残ります。
この凸凹は「瘢痕(はんこん)」「クレーター」「アクナスカー」と呼ばれ、ひどい場合には専門医での受診が必要となります。
肌トラブルを引き起こす原因はさまざま。
改善・予防していくためには、しっかりと背中をケアしていく必要があります。
そんな背中のケアについては、次の記事を参考にしてみてくださいね。