冬になると顔や手足がカサカサで、白く粉を吹いた状態になったことはありませんか?
特に、乾燥肌や敏感肌の方が悩まされる“粉吹き肌”。
今回は、粉吹き肌の原因と対策をお伝えします。
粉吹き肌の乾燥・肌トラブル
通常、肌表面は“皮脂膜”で覆われています。
そして、その内側にある角質層の「細胞間脂質」や「NMF(天然保湿因子)」などが水分の蒸発を防ぎ、外部からの刺激を防ぐ“バリア機能”として働いています。
しかし、肌が乾燥して角層に亀裂が入り、白くめくれあがった粉吹き肌は、肌の中の水分が極端に減り、バリア機能が低下している状態。
そのため、外部からの刺激に非常に弱く、敏感になっています。
普段使っている化粧水などでもヒリヒリ感じてしまうことがあり、さらに肌トラブルを悪化させる原因にもつながります。
カサカサ粉吹き肌の原因は?
①寒さや暑さなど、環境の変化による外的要因 ②体調などによる内的要因 |
いずれも共通するのは、肌の「乾燥」が粉吹き肌の原因になるということ。
寒い季節は、以下のことをなるべく避けるのがベターです。
・暖房のきいた部屋に長時間滞在する
・出張や旅行などにより、普段とは違うスキンケアを使う
粉吹き肌対策・おすすめスキンケア法
とにかく保湿をし、メイクも刺激につながりそうなものは極力避けること。
粉吹き肌と感じる時には、普段と同じスキンケアもヒリヒリ刺激になってしまうでしょう。
そんな状態でいつものメイクやクレンジングを繰り返すと、さらに肌トラブルにつながる可能性も。
無理していつものスキンケアやメイクをすることなく、皮膚科で保湿剤や塗り薬を処方してもらい、なるべくシンプルなスキンケアに切り替えることをおすすめします。
粉吹き肌の予防には
・日中、乾燥を感じたら、こまめに保湿ケアする。 ・皮脂膜と似ている「スクワラン」、皮膚表面に油性膜をつくる「ワセリン」、細胞間脂質の主成分である「セラミド」などの保湿成分が配合されている保湿剤を用いる。 ・乾燥がひどくなりそうなときには、敏感肌向けのシートマスクなど、スペシャルケアを取り入れる。 ・水をこまめに摂取する。 |
そして、どの肌トラブル予防にも共通して言えるのが、十分な睡眠とバランスのいい食事です。
さらに、毎日自分の肌を鏡で見て、触れて、小さな変化に気づくことが大切しょう。
粉吹き肌ケアのまとめ
粉吹き肌に陥ってしまうと、1日ではなかなかコンディションが復活しません。
そうなる前にしっかり予防!
もしカサカサ肌を感じたら、上記のような方法で肌や身体ををゆっくりと優しくいたわってあげましょう。