DECENCIA・山口裕絵社長「私自身も、40代から敏感肌への揺らぎを感じるように」【敏感肌に“寄り添う”人】

“敏感肌かも”と感じてもなかなか周りに相談できず、スキンケア選びも自身で試行錯誤に。朝晩のメイク前・メイクオフした素肌へ「少しでも、すこやかに」と願いを込めてケアしている人も多いでしょう。そんな敏感肌に“寄り添う”人からの想いや熱いメッセージは、きっと毎日のスキンケアを前向きに楽しめる活力となるはず！

今回は、敏感肌×エイジングケアのパイオニアであり、2022年のリニューアルを経て益々進化し続けるスキンケアブランド「DECENCIA（ディセンシア）」の山口裕絵社長に、敏感肌ケアへの想いやブランドストーリーについてお話を伺いました。

40代に入り、敏感肌への揺らぎを感じるように

──山口社長ご自身も、“敏感肌”に傾いているなと感じることはありますか？

　私自身、もともとは敏感肌でなく、何を使っても大丈夫でした。それが40代になったぐらいになぜかすごく荒れるようになってしまい、もう何だか分かりませんでした。真っ赤になったり、周期的にぷつぷつとできて赤くなり･･･その後、赤みは引いてもごわごわする状態が急に始まり、「私は肌質が変わってしまったのかな？」と感じるほどでした。

　DECENCIAに来て色々な研究員と話していた時に、そのような人が結構多くて。調べてみると、40代の肌はもともと敏感ではない場合でも角層の状態がすごく硬くなり、肌の赤みが高まるというデータが出ていました。これは敏感肌の特徴でもあります。
　私は47歳なので、やはり40代はホルモンのバランスで少し更年期に入り、これまでと同じような肌ではなくなります。「これほど、私の肌は揺らいでしまうんだ」と思いましたが、幸いにもその時期に私はDECENCIAに来てこの商品を使うようになり、すごく落ち着きました。

──今は、ディセンシアのスキンケアによって揺らぎの実感も軽くなっていますか？

　私自身、すごく減りました。なおかつ、ディセンシアを使っていて、すごくしわやたるみが進行したというようなことも感じなく。ポーラでB.Aやリンクルショットなどを作っていたので、最初は「これ、大丈夫かな？」と思うわけです。そして「どうやら大丈夫そう！」と、もう今はディセンシアしか使っていません。

美容液は3本使い！お気に入りはこの秋の新作・敏感肌用シワ改善美容液

──今一番お気に入り・欠かせないディセンシアのスキンケアアイテムを教えてください。

　やはり「ディセンシアリンクルO／L コンセントレート」です。私はもう年も年なので、美容液は3本全部使っていますが、ローションの後に美容液を半量ずつで調節し、クリームでふたをするという行程です。

▲3種類の美容液（左からリンクル・ホワイト・モイスト）

──他に、山口社長ご自身が今後出したいと考えているアイテムはありますか？

　敏感肌の方が日中の肌をきれいに見せるためのベースメイクアイテムは、私個人としても欲しいですし、出していきたいです。出していきたいから作れるかというとまた少し違いますが、私自身としては本当にチャレンジしていきたい希望があります。来年も、どんどん新製品が出ていきます。

「長く使い続けられるスキンケアを選ぶことが、実はエイジングケアに一番いい」

──敏感肌ケアに加えて、エイジングケアにもきちんと向き合いたい、始めたいと考えている方にメッセージをお願いします。

　エイジングケアを始めようと考える時は、流行りの成分、施術、エステなど･･･今は色々な選択肢があるので、強い手法に魅力を感じることがあると思います。それよりは、“自分の肌にしっかりなじんで、長く使い続けられるスキンケアを選ぶ”ことが、実はエイジングケアに一番いいと思います。

　急がば回れのような話になってしまいつまらないかもしれませんが、やはり何か変えていくということは肌にとって絶対的な負担になります。もちろん、それが合っていれば何を塗ってもばっちり。けれども、合わなくていきなり肌が荒れたりしてしまうと、そこのリカバリーをして･･･と逆に時間がかかることもあります。
　ですから、エイジングケアに向き合いたい時は、より肌が健やかに、トラブルにならないようにということと一緒に考えるのがいいかと思います。

──やはり、続けられるケアを一歩置いて考えるというのも大事なのですね。

　すごく大事です。アクセルを踏むだけではなく、“放す”とか、少しブレーキをかけるなどのバランスを考えることが大切。アクセルを踏み過ぎて事故を起こすこともありますし、“踏む”だけがエイジングケアではないと。逆に、チャレンジングなケアをしたいからこそ「ここ1カ月は肌荒れしないように、しっかりと低刺激なスキンケアで肌の調子を整えておこう」ということも必要です。

　化粧品は、やはり楽しむものなので、新しく気になるアイテムが出てきたら試してほしいと思います。「大好きなあの人が使っている」と聞けば使ってみたいなと思う、それは本当にいいこと！その時に、“（今のアイテムを）全部捨てて、こちらにする”というよりは、あるものを残しておきながら、“帰ってこられる場所をきちんとつくっておく”という取り入れ方がおすすめです。