DECENCIA・山口裕絵社長「新発売・敏感肌用シワ改善美容液」【敏感肌に“寄り添う”人】

“敏感肌かも”と感じてもなかなか周りに相談できず、スキンケア選びも自身で試行錯誤に。朝晩のメイク前・メイクオフした素肌へ「少しでも、すこやかに」と願いを込めてケアしている人も多いでしょう。そんな敏感肌に“寄り添う”人からの想いや熱いメッセージは、きっと毎日のスキンケアを前向きに楽しめる活力となるはず！

今回は、敏感肌×エイジングケアのパイオニアであり、2022年のリニューアルを経て益々進化し続けるスキンケアブランド「DECENCIA（ディセンシア）」の山口裕絵社長に、敏感肌ケアへの想いやブランドストーリーについてお話を伺いました。

2023年秋、誕生！敏感肌用シワ改善美容液「ディセンシアリンクルO／L コンセントレート」

──山口社長は、ポーラでシワ改善薬用化粧品「リンクルショット」を手掛けられたと拝見しました。やはり、シワ改善ケアには何か特別な思いがあるのでは、と思います。

　ポーラではリンクルショット開発担当でした。たくさんシワのことは勉強しましたし、業界に先駆けてあのような商品も出せましたので、私の中でシワ改善はすごく思い入れがあるジャンルです。

　けれども、世の中のシワ改善化粧品は、やはりどうしても最新の成分、研究技術、初めて承認を受けて･･･と、お披露目していきます。使ってみたいとおっしゃる方々もたくさんいる中、私がこの会社に来てお客さまとお話をしてすごく勉強になったことが、“新”と付くものがうれしくない、怖いと感じる人もいるということ。それは私にとって、頭をトンカチで殴られたぐらいの衝撃がありました。
　そのようなお客さまの「新しいものって怖いよね」とか「新しいものがいいわけじゃないんだよね」というのは、例えば、これからのSDGsや物を大切にすることともつながる本質的な感性や価値観なのだろうと。私は、DECENCIAの代表になってそのようなことを知ることができ、本当に良かったと思っています。

　ですから、ディセンシアとしては、もちろん新しいシワ改善の研究も搭載していますが、その労力と同じくらい、今のお客さまや敏感肌の方に安心していただけるような“安全性のテスト”をより徹底的にしています。それらを両立することで、新しいものは怖いと思われるかもしれない敏感肌の方々にも「でも、これなら少し使えるかもしれない」と、新しいものを使いたい気持ちと安心感、そのいいとこ取りも楽しんでいただけたらと思います。

　旧商品を使ってくださっていた何名かのお客さまに使用されたきっかけをお尋ねすると、「私は敏感肌なのでシワ改善はきっと強くて使えないと思っていましたが、DECENCIAから出るのであればと使い始めたら、肌に合ったんです」とおっしゃる方がすごく多かったです。

テクスチャーや使用感もさらに進化。深いシワ・細かいシワに、とろりとなじむ

──他ブランドのシワ改善化粧品は、目元・口元などピンポイントに向けたクリームタイプが多い印象ですが、オイル状で全顔に使えるという点も新しいですね。

　そうですね。シワ改善の製品は増えていますが、やはりチューブのクリームタイプで部分的に塗るものが一番多く、敏感肌対応の美容液で全顔用、そしてオイル状は、もうほぼ「ディセンシアリンクルO／L コンセントレート」（以下、リンクル）しかありません。

　全顔用でオイル状という点も敏感肌を意識した作りになっています。もともと敏感肌の方は乾燥しやすく、そこに部分用で固めのクリームをぎゅっとのばしていくのは、やはり少し恐怖感がありますし、肌に負担も。
　このアイテムは美容液がやわらかくのび、シワ改善ケアに加えてオイル状で保湿効果に優れているので、顔全体の保湿感や透明感にもつながり、そのようなニーズにも沿う結果が出ています。

▲新・リンクルのテクスチャー

　テクスチャーは、肌にのせた時のなじみが、よりとろりとするように進化しています。シワというのは目立つ深いしわだけでなく、実は細かいシワもたくさん。そのどちらにもよりなじんでいくよう、旧製品よりも少しだけ充実感のような、とろりとした感触が上がっています。

──リンクルを他の美容液と併用するときの順番は？

　ディセンシアシリーズであれば、ローション、リンクル、モイスト（保湿美容液）の順番で使っていただくといいと思います。

▲右から）ローション、リンクル、モイスト、クリーム

　皆さん、今はスキンケアを1つのメーカーでそろえるということも今はあまりないと思うので、ぜひ覚えておいていただきたいのが“さっぱり味から食べる”ということ。
　まずはローションを使い、その後に美容液を複数使いたい時は、しゃばしゃばっとしているさっぱりテクスチャーの“薄味”から使っていただきたいです。これは他ブランドのスキンケアでも同じことが言えると思います。