健康的でおいしい!と女性に好まれ、ヘルシーフードとして定番化しつつある「グラノーラ」。
身体にいいものは肌にも効果があるはず!ということで、グラノーラが乾燥肌や敏感肌へどのような作用が期待できるのかを見ていきましょう。
グラノーラやオートミールとは
蒸したオーツ麦を圧縮して押しつぶし乾燥させた「オートミール」などの穀物に油脂類と糖類をまぶして乾燥させ、ドライフフルーツやナッツ類を混ぜたものがグラノーラです。
◆オートミール グラノーラの主原料であるオートミールは、水溶性の食物繊維を含むためお通じの改善に効果的とされています。 |
乾燥肌・敏感肌向けグラノーラの材料とその栄養素
(材料):作る過程で混ぜ込む (トッピング):乾燥させたグラノーラに合わせる (添えて):完成したグラノーラに添える |
・タンパク質
ターンオーバーを正常に機能させる効果が期待できます。
・きなこ(材料)
・煎り大豆(トッピング)
・豆乳、ヨーグルト、リコッタチーズ(添える)
・ビタミンA
乾燥と密接に関係しているビタミンA。皮膚や粘膜を正常に保ち、角質層のNMF(天然保湿因子)の生成を促すことが期待できます。
・バター(材料)
・ビタミンB群
肌の新陳代謝促進が期待できます。中でも、ビタミンB2とB6が肌に有効と言われています。
・はちみつ(材料)
・ナッツ類(トッピング)
・豆乳、ヨーグルト、リコッタチーズ(添える)
・ビタミンC
コラーゲンの生成促進や、体内の活性酸素を除去し、肌の保湿力を高める効果が期待できます。
・はちみつ(材料)
・ドライフルーツ類(トッピング)
・ビタミンE
血行促進し、新陳代謝を高めたり、老化を進める活性酸素を抑える効果が期待できます。不足することでシミ、シワなどができやすくなるとも言われています。
・ナッツ類(トッピング)
・イソフラボン
女性ホルモンのエストロゲンに似た働きで、コラーゲンの生成を促進し、肌にハリを与える効果が期待できます。
・きなこ(材料)
・煎り大豆(トッピング)
・豆乳(添える)
グラノーラを食べる時の注意点
◆過剰摂取しない
グラノーラのように糖質(果糖も含む)を含むものを過剰に摂取すると、体内で糖化という現象が起こり、水分保持を担っているコラーゲンが破壊されてしまいます。
更に、ビタミンB群の無駄遣いにもなり肌の新陳代謝を遅らせてしまうなどデメリットもかんが
◆カフェインやアルコールを過剰摂取しない
入れるものによって、おやつやおつまみになるグラノーラ。
コーヒーやお酒もつい進んでしまいますが、利水作用があるため飲みすぎると体全体の保水力を低下させてしまうことも・・。どちらも適量を楽しむことが大切です。
オートミールをスキンケア活用法
食物繊維だけでなく、タンパク質やアミノ酸も豊富に含むオートミール。
もはや食べるだけじゃない!オートミールのさまざまな活用法をご紹介します。
\肌の保湿や吹き出物に!オートミールパック/
①オートミール大さじ2~3杯を同量の水かぬるま湯でのばして顔に塗る。
②その後、15分ほどおいて洗い流す。
水でのばすときにはちみつやレモン果汁を加えたり、水の代わりにオリーブオイルや牛乳を使っても◎
(※コロライド状(さらさらのパウダー状にした)のオートミールを使うこと。なければごますり器ですりつぶしたり、叩いたりして粉状にしたものでもOKです。)
\ボディスクラブにして角質除去/
コロライド状のオートミール小さじ1と普通のオートミール小さじ1に、ハチミツ大さじ1とぬるま湯小さじ2を合わせると、ボディスクラブに。
オートミールとハチミツで保湿ケアと肌をいたわりながらのピーリング効果に期待できます。
肌に付けるものを選ぶ敏感肌さんにもおすすめ。肌にのせたら、優しくマッサージしてぬるま湯で洗い流しましょう。
\入浴剤として使えば全身保湿ケアに/
3/4カップ程度のオートミールをお風呂に入れるだけ。
肌を鎮静&保湿する成分を含むため、全身保湿が可能です。
※注意点
・オートミールは、砂糖などを含まない味のついていないものを使いましょう。
・試す前には念のためにパッチテストをして、肌トラブルがないか確認しましょう。
・パックや入浴剤として使用した後は、シンクなどが詰まらないように気をつけて流します。
オートミールと美容の関係まとめ
知れば知るほど、そのヘルシーさが魅力のグラノーラ!
スキンケアは合う合わないがあり、選ぶのも難しいという敏感肌さんや、内側からもケアしたいという乾燥肌さんにも、手軽に取り入れやすいですよね。
トッピングや添えるもので味の変化を楽しみながら、美味しく美肌ケアしましょう!