紫外線が強くなり、UVケアが欠かせない時期となりました。
アウトドアやレジャーに出かける方、しっかり対策したいという方は、日焼け止めの最高数値「SPF50」と「SPF50+」どちらを選ぼうか迷っていませんか?
今回はその2つ表記の違いについてお話します。
\おさらい/
日焼け止めの数値の見方
「SPF50」と「SPF50+」の違いの前に。
そもそも、日焼け止めに表示されている数値「SPF」や「PA」とは、どのような意味があるのか?をおさらいしていきましょう。
♯SPFとは
数字で表記されている「SPF」は、“サンプロテクションファクター”の略で、主にUVb(※)の防止効果を示す数値です。
紫外線が当りだしてから日焼けをするまでの時間(個人差はありますが、15~20分ほど)を、“何倍に遅らせられるか”を意味しています。
♯PAとは
PAは、“プロテクショングレイドオブUVa”の略で、主にUVa(※)の防止効果を示す数値です。
+の多さがUVaに対する効果の高さを示しており、その数は下記の4段階に分かれています。
PA++++ | 極めて高い効果がある |
---|---|
PA+++ | 非常に効果がある |
PA++ | かなり効果がある |
PA+ | 効果がある |
※UVa、UVbについて詳しくはこちら
「〔COLUMN〕肌のために知っておくべき!『UVa』・『UVb』の違いとその対策とは?」
SPF50とは
現在、日本で設定されているSPFの最大値が「SPF50」です。
上の「SPF」の説明でもわかる通り、SPF50には、15~20分✕50=750~1000分(=12〜16時間)の間、日焼けを抑制する効果があることになります。
国内の一番紫外線の多い場所で、一日中日光浴をしても炎症を起こさせないために必要なSPFが約50だったことから、最大値として設定されました。
SPF50+とは
現在設定されている最大数値SPF50より効果の高い商品は、一律「SPF50+」と表示されるようになりました。
そのため、SPF50+の日焼け抑制効果は、最低でも750~1000分(=12〜16時間)と、SPF50の日焼け抑制時間以上あるということになります。
普段使いには大きすぎる数値と感じるかもしれませんが、以下の環境におかれている人は、このくらい強力なものを使用し紫外線から肌をしっかりと守りましょう。
・なかなか塗り直しができない ・日焼止めクリームが落ちやすい ・紫外線がものすごく強い場所(スキー場や海辺など) |
SPF50と50+ 日焼け止めの選び方まとめ
日本最高値の日焼け止めは、「SPF50+ PA++++」
とはいえ、効果が高いものは、肌への負担も大きくなる恐れがあります。
SPFやPAなど紫外線防御力を規準に選ぶのはもちろんですが、それ以外にも「使い心地」「肌との相性や安全性」「耐水性」などを考慮し、肌やライフスタイルに合ったものをチョイスしてくださいね!