肌なじみの良さや、ツヤのある仕上がりが魅力の“オイル”。
しかし、この時期はどうしても「ベタベタ感」が気になり、使用を控えている人も多いようです。
そこで今回は、「オイルフリー」化粧品について、そのメリット・デメリットや実際の使い心地などご紹介します。
※透明感:うるおいによる
※くすみ:乾燥による肌印象
※エイジングケア:年齢応じたケア
オイルフリーとは?
“オイルフリー”とは、その名のとおり、油分が配合されていないということ。
同じ意味として、“オイルカット”という言葉が使われることもあります。
ケアの始まりとなるクレンジングから締めのクリームまで、オイルはさまざまな化粧品に配合されています。
そんな中、ニキビが気になる人やサッパリとした使い心地を好む人は、オイルフリー化粧品を選ぶ傾向にあるようです。
オイルフリースキンケアのメリット・デメリット
肌タイプは人それぞれ、環境や季節によってもかわります。
オイルフリーが肌にとって良い働きをすることもあれば、あまり良くない働きをする場合もあります。
オイルフリーの性質をよく知り、自分の肌を照らし合わせてみましょう。
オイルフリーのメリット
・使い心地や仕上がりがサラッと軽い。
・不要な油分を与えない。またオイルによる肌への負担が軽減される。
・肌を元気にしてくれる。
上にも書いた通り、オイルはベタつきの要因となることがあります。
そのため、オイルを排除することで、みずみずしい使い心地と、ベタつきのないサラッとした仕上がりの実現が期待できます。
脂性肌の人はもともと皮脂が多いため、さらに油分を加えると肌トラブルの原因になる恐れも。
「オイルフリー化粧品は、不要な油分を与えず保湿ができることから肌に合う!」という脂性肌の人は多いようです。
また、少しの刺激にも反応してしまうような敏感肌の場合、油分の重さが肌に負担となる場合があることから、軽めの保湿感で低刺激なオイルフリー化粧品なら肌に負担がかかりにくく、使いやすいことも。
肌にしっかりうるおいを与えると、肌自身がもつ“油分を生み出す力”が正常化し、油膜を形成するようになります。
そのため、「肌に本当に必要なのはうるおいである」という理論で、油分よりもうるおい成分にこだわって製品開発をするオイルフリー化粧品が多く発売されています。
オイルフリーのデメリット
・乾燥肌の人には、うるおい不足になりやすい。
・インナードライ肌やにきびを進行させる恐れがある。
・オイルフリー化粧品の中には、添加物が含まれているものがある。
一方で、乾燥肌の人がオイルフリー化粧品を使用すると、肌に油分がまったく与えられないため、ターンオーバーが乱れ、皮脂を過剰分泌させてしまう場合があります。
それに気づかず、過剰な皮脂やテカリを抑えようとさっぱりした化粧品を使い続けると、インナードライ肌になってしまったり、乾燥が原因のニキビが悪化してしまうことも。
また、オイルフリー化粧品は、使用感や保湿感を出すため、化学成分を添加している場合があります。
そのため、オイルフリー化粧品を選ぶ際は、その配合成分をしっかり理解し選びましょう。
オイルフリー化粧水の使い心地は?
オイルフリー化粧品とは、どんな使い心地なのでしょう。
オイルカットスキンケア「オルビス」から、『アクアフォース』と『クリア』シリーズを試してみました。
\と、その前に/
なぜオルビスの化粧水はオイルフリーなの?
肌には、なめらかさや透明感をだし、外の刺激から肌を守るバリア機能を果たす「インナー要素」というものがあります。
その一つである「カタラーゼ」やその他多くの酵素は、水+オイルの環境よりも、水のみ環境の方がぐんと活性化することが明らかになりました。
そのため、オルビスは、インナー要素を活性化する「オイルカット」にこだわり、スキンケアを作り続けているそうです。
オイルフリースキンケアを使ってみた違い・選び方
余計なとろみやベタつきがなく、どれもみずみずしい使用感。オイルフリーであることを肌で実感できます。
また、驚くのがその浸透感。水分補給するかのように、肌にスッと入っていくような感覚です。
仕上がりは「さっぱり」かと思いきや、水分を含み「もっちり」とした仕上がりになるのが嬉しいですね。
ただし、比較的軽い仕上がりなので、年中乾燥が気になる方や強力な保湿感がお好みの方には物足りなさを感じるかも・・。
とはいえ、このパシャパシャッとした気持ち良いつけ心地は、どんどん暑くなる春夏の時期にピッタリ!
また、同じ「オイルフリー」化粧品でも、それぞれ使用感や仕上がりにしっかりとした違いを感じるので、選び甲斐もあります。
とことん保湿という人は「アクアフォース」を。
保湿と同時にニキビケアしたい人は「クリア」がオススメ!
どちらも“さっぱり”と“しっとり”タイプがあるので、肌の状態に合う1本を選びましょう。
オイルフリーのスキンケアまとめ
オイルフリースキンケアはこんな人におすすめ
・余分なベタベタを残さずサラッと使えるような夏らしいスキンケアをお探しの人
・しっかりと水分を貯め込んだ、なめらかな肌に仕上げたい人
・肌に低刺激で、優しいものを使いたい人
乾燥肌の人が使うなら
・うるおいが物足りないなと思ったら、さらに「蓋」となるスキンケアをプラス。
・水分なので油分との相性は◎。化粧水はオイルフリー、乳液やクリームはオイルインのものを組み合わせてもよさそう。
「オイルフリー」といってもたださっぱりしているだけでなく、みずみずしさやなめらかさもあり、肌の水分補給にピッタリのアイテム。
本格的に始まる夏に向け、気持ちのいいオイルフリースキンケアにシフトチェンジしてもいいですね♪
※透明感:うるおいによる
※くすみ:乾燥による肌印象
※エイジングケア:年齢応じたケア
〈掲載商品一覧〉
※2024年2月発売、オルビス初の敏感肌用保湿スキンケア「アクアニスト」にリニューアルしています。
モイスチャー 50g/1,870円(税込)
ウォッシュ 120g/1,430円(税込)
ORBIS(オルビス)