ニベア、ドゥ・ラ・メール、ヒルドイド･･･知名度はそれぞれですが、乾燥肌に悩む人にとって優秀な保湿剤としてウワサになっているアイテム。
※ヒルドイドは皮膚科等で処方される医薬品です。
「ニベアってボディクリームでしょ？顔に塗ってもいいの？」
「ドゥ・ラ・メール、試してみたいけど価格が・・」
「ヒルドイド？スキンケアとしても使えるの？」と迷っている方、ぜひこちらの記事をご参考くださいね。
＃ニベアの成分と特長
ニベアとは「花王」が出しているニベア商品全体を指していてますが、今回対象としているのは最もスタンダードな「ニベアクリーム（青缶）」です。 ※以下、「ニベア ＝ ニベアクリーム（青缶）」
昔から愛されているニベアですが、ここ数年で大きく注目を浴びるようになりました。そのきっかけとなったのがこちらの2点です。
① バリエーション豊かな使い方
② 高級スキンケアクリーム「ドゥ・ラ・メール」と成分が似ている（ドゥ・ラ・メールとの比較は以下に取り上げますね）
では、ニベアにはどれほどの万能性があるのか？とっておきの使い方をいくつか挙げてみます。
◆ガッテン塗り
NHKの番組で紹介されたお手入れ方法。
お風呂上りや洗顔後の水分が残っている顔にニベアをなじませます。こすらず肌の中に入れていくように抑えながら塗ること、他に乳液や化粧水などは付けないのがポイント。
水分でなく油分で蓋をするため潤いが逃げず、肌のターンオーバーが正常化され肌の水分量が3倍になるそうです。
◆クレンジング
青缶でもいいですが、「ソフト」と呼ばれているアイテムの方が柔らかくて良いそうです。
500円玉程度の量を手のひらに伸ばし、少し体温になじませてから肌に乗せくるくるとマッサージをしてぬるま湯で洗い流します。
洗顔フォームやクレンジング剤は不要、水かぬるま湯でヌルヌルがなくなるまですすぐだけ。
◆マッサージ
小さじ3～4くらいのニベアを顔に数箇所のせ、顔から首筋までリンパを流すように小鼻も上下にマッサージします。
お風呂でやると伸びやすいのでオススメ。化粧水などを含ませたコットンで軽く取り除き、顔を洗って終了です。
◆パック
これでもかというくらいニベアを顔に塗り、蒸しタオルやラップをのせしばらく放置。
その後、蒸しタオルか化粧水を含ませたコットンで軽く拭ってから顔を洗います。
◆いつもの化粧品にニベアをチョイ足し
下地やリキッドファンデに混ぜると機能・保湿力がアップ、アイシャドウやチークにポンポンと乗せるとクリームシャドウ（クリームチーク）になり、いつもと違った雰囲気になります。
その他ヘアケアやヘアワックス、リップケア、妊娠線防止クリーム・・使い方は無限大！安価なので惜しみなく試せますね。
おうちで使っていないニベアが眠っているという方、ぜひ気になるところに試してみてはいかがでしょう。
＃クレーム ドゥ・ラ・メールの成分と特長
※以下、「クレーム ドゥ・ラ・メール ＝ ドゥ・ラ・メール」
ドゥ・ラ・メールは、米国の高級化粧品ブランド。
主力となるクレーム ドゥ・ラ・メールは「1度使ったら手放せない」「1回の使用で効果を実感」といわれるほどのミラクルクリームです。
開発に12年、1品に対して製造に3～4ヶ月かけられていて、高価格にもかかわらず売れ行きは好調。多くの有名人も愛用しています。（500mlになると25万円弱・・！ちなみにビヨンセさんは、乾燥が気になる時は全身に使っているとか・・驚！）
乾燥肌・敏感肌を穏やかに沈静し、ハリのなさが気になる肌、ストレスによるお疲れ肌、ニキビなどをケアする魔法のクリームとされています。
＃ヒルドイド（医薬品）の成分と特長
ヒルドイドクリーム
※以下、「ヒルドイドクリーム ＝ ヒルドイド」
ヒルドイドは｢究極のエイジングケアクリーム｣とも呼ばれ、ブランドコスメより効果があると美容マニアの間では有名だそうです。
ただ、上に挙げたふたつのクリームとの違いは「医薬品」であるということ。ヒルドイドは医師が処方する処方箋がないと使うことはできません。
主成分は「ヘパリン類似物質」と呼ばれるもので、高保湿作用・血行促進作用・抗炎症作用があります。
美しい肌は血行が良くターンオーバーがスムーズに行われ、角質層の潤いが保てていることが条件ですから、それをサポートしてくれるヒルドイドとして、そのように美容にアプローチするという口コミがあるのでしょう。
ヒルドイドにはローション・クリーム・軟膏など種類がありますが、有効成分の量はどのタイプも一緒。価格は、保険適用で200円前後（子供は無料で処方）です。
乳幼児や高齢者にも処方され、アトピーの治療としても使われていることからも刺激が少なく、病院で重度と判断された乾燥や敏感肌にも安心して使うことの出来る医薬品です。
成分がとても似ている！？
ニベアとドゥラメールを比較してみました
もうご存知の方も多いかと思いますが、ニベアとドゥラメールの成分が酷似しているのが長らく話題になっています。
早速、それぞれの成分をチェックしてみましょう！
ドゥ・ラ・メールの成分水、ミネラルオイル、褐藻エキス、ワセリン、水添ポリイソブテン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、ライム果汁、パラフィン、エタノール、硫酸Mg、オレイン酸デシル、ジステアリン酸Al、オクチルドデカノール、香料、クエン酸、ステアリン酸Mｇ、パンテノール、安息香酸Na、水添野菜油、シアノコバラミン、カロチン |
ニベアの成分水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mｇ、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料 |
※下線が引いてあるもの以外は同じ成分。化粧品は多く含まれている成分から記載されているので、褐藻エキスが大きな違いのようです。
＼褐藻エキスとは／
海藻から採れる成分で、保湿効果はもちろん、アミノ酸やビタミンなどの栄養成分も含まれています。
ただ、海藻のエキスは化粧品には多く使われ、この成分自体は珍しいものではありません。
それぞれの配合比率が全く同じということは無いと思いますが、順番もほぼ同じですのでニベアとドゥラメールにさほど差があるとは思えないですね。それでも価格差は、150倍！
とはいえ、成分が似ていたとしてもドゥラメールを使いたい！でも高い！！という方は、いっそ作ってしまいましょう♡
ニベアにチョイ足しでドゥラメールに
（美STORYに掲載されていたレシピはこちら）
ニベア・・・５５ｇ
パンテノール・・・０．２５ｇ
ヒバマタエキス・・・５ｍｌ
ブルーグリーンエキス・・・２．５ｍｌ
乳化ワックス・・・パール一粒分
プルーンオイル・・・１．２５ｍ
チョイ足ししたことで、さらに使用感が良くなったとの声もあるようです。お手持ちのニベアでは少し物足りないという方は、一度試してみては♡
