産後の肌荒れ・シミ対策とスキンケアの選び方

出産を機に肌が変わったなぁと感じることはありませんか？ずっと使っていた化粧品が突然合わなくなったり、肌荒れやシミが気になってしまったり･･･。

出産という大きな仕事を終え、息つくヒマもなく我が子との目まぐるしい生活がスタート。
自分のことは二の次、三の次になり、ふと久しぶりに鏡を見たら、
「シミが出来てる（増えてる）！」
「こんなに肌荒れしてたの？！」
などショックを受けるなんてことも。

毎日、初めてのことに一生懸命なのに、その頑張りが疲れや肌荒れとして顔に出てしまうのは悲しいですよね。
そんなお母さんたちへ、今回は “産後の肌変化について” 考えたいと思います。

お子さんがお昼寝をしている少しの時間、家事などは後にして、ゆっくり自身の肌と向き合ってみませんか？

  

産後の肌荒れやシミの原因

産後の敏感肌の原因は、以下の変化によるものと考えられます。

 

01.女性ホルモンのバランスの変化
「エストロゲン」と「プロゲステロン」

妊娠中は「エストロゲン」「プロゲステロン」という２大女性ホルモンが多く分泌されます。

エストロゲンは、別名「美肌ホルモン」とも呼ばれ、肌老化の原因となる活性酸素を除去したり、肌のハリや弾力を保つコラーゲンを維持する作用があります。生理後、「肌の調子がいい！」と感じるのも、このエストロゲンが多く分泌されるため。

しかし、出産後、エストロゲンは急激に減少。この変化に身体が対応できず肌にも揺らぎが生じます。それに伴い、肌の「バリア機能」も低下し、外部の刺激に敏感な肌となってしまうのです。

また、もうひとつの女性ホルモン「プロゲステロン」も妊娠に重要な働きをするため多く分泌されますが、シミの元になるメラニン色素を生成するメラノサイトを活発化してしまう働きがあります。

そのため、妊娠中の紫外線対策を怠ると、シミができたり濃くなってしまい、そのまま「産後シミ」となって残ってしまう恐れもあるのです。

  

02.産後の生活スタイルの変化

自分のことだけ考えていられた生活から一変、産後は子どもの中心の生活に大きく変化します。こんなにも生活が変わることはきっと今までなかったでしょう。心も肌もその変化についていけないのは当たり前です。

昼夜の区別なく起きる赤ちゃんに合わせ、自分も睡眠不足に。また、母乳を通して栄養も水分も赤ちゃんに取られてしまい、肌はカサカサ・便秘になるなんてことも。

そして、思うようにいかない不安やストレスなど心の揺らぎもホルモンバランスの崩れや肌荒れに大きく影響するのです。

  

産後の肌荒れやシミの対策とスキンケア

01.保湿と紫外線対策

上にも述べたように、産後の肌はバリア機能が衰え敏感になっているため、今まで合うと思って使っていた化粧品も刺激物になってしまうことがあります。今までの肌質とは違うということを理解し、添加物が入っていない安心して使える化粧品を選びましょう。

また、新しく化粧品を使う時は、まずサンプルで試したり、二の腕など肌のやわらかい部分でパッチテストすることをオススメします。（敏感肌にもやさしいスキンケアなら、赤ちゃんの肌にも心置きなくスリスリできますね！）

そして、バリア機能が低下しているこの時期は、紫外線の影響も受けやすくなっているため、外出時は日焼け止めが必須です。
ただでさえ準備にバタバタするのに日焼け止めなんて・・！と思うかもしれませんが、手軽なものをすぐ塗れる場所に用意しておき、いつでもサッと付けられるようにしましょう。

産後は特にスキンケアに力を入れてほしい時期ですが、育児に追われライン使いの丁寧なケアをするのは難しいですよね。
バリア機能を整えるには、とにかく保湿が重要！時間がないときでも、保湿に力をいれたアイテムでケアすることが大切です。

また、オールインワン化粧品など時短で保湿ケアできるプロダクトを毎日のスキンケアに取り入れてみてもいいですね。

  

02.産後の食事の見直し

乱れたホルモンバランスは、産後自然と戻っていきますが、その手助けをすることも可能です。

イソフラボンは、大豆に含まれるポリフェノールの一種で、「植物由来のエストロゲン」とも言われ、女性ホルモンに似た働きによりバランスを整える効果が期待できます。

また、メラニンの沈着を抑制するビタミンCや、新陳代謝を促進するビタミンAを含む食品で身体の内側からシミ対策をする方法もあります。

ビタミンCは赤パプリカやブロッコリーに、ビタミンAは鰻や鶏のレバーなどに多く含まれているので、意識して摂りたいですね！

  

03.産後の生活習慣の見直し

赤ちゃん第一の生活はなかなか変えられませんが、自分の意識を変えることはできます。

今、自分を大切にできていますか？
なんでも頑張りすぎてしまったり、なかなか周囲に相談できずにいると、自然と自分を追い込んでしまいストレスばかりが溜まってしまいます。少しでも負担が軽くなるよう周りの人たちを頼り、リラックス出来る時間を作ることが大切です。
笑顔も増えれば、自分にも周囲にも良い作用が起きますよ。

また、乾燥しやすい季節には部屋の加湿をしっかりと行い、肌を乾燥から守りましょう。風邪の予防にもなりますし、適度な湿度は赤ちゃんにとっても重要です。

出産前と後では、自分の身体も生活も大きく変化します。その変化についていけず、肌荒れが起きるのは仕方ありません。
大切なのは、起きた肌変化と向き合えるかどうかです。

個人差はありますが、産後の敏感肌は（女性ホルモンの分泌が妊娠前と同じくらいまで戻るのに）産後3ヶ月から月経再開くらいまで続くと言われています。
なにより、自分を大切にするという意味でも、スキンケアを諦めないでください。

リラックスできる時間を作ったり、テンションが上がるようなご褒美スキンケアを試してみたり･･･少ない時間の中でも、濃い自分時間が過ごせるよう工夫してみましょう。

  

産後の肌荒れ・シミ予防に人気のスキンケア3選

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HANAオーガニック

トライアルセット：2,970円(税込)

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オルビスユー ドット

エッセンスローション
180ml/3,630円(税込)
クリームモイスチャライザー
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