洗顔料には大きく分けて2つ、固形石鹸と洗顔フォームがあります。
この2つは、実際は何が違うのでしょうか?
固形石鹸は本当に肌に優しいのかも含めて詳しくまとめていきます。
そもそも石鹸とは
19世紀に普及し、ヤシ油やバーム油などの油脂や脂肪酸に、水酸化ナトリウムなどのアルカリ性の物質を反応させてできた界面活性剤の一種で、弱アルカリ性。
合成界面活性剤よりも長い歴史があり、肌に優しいと言われています。
(弱アルカリ性ですが、洗顔後、正常な皮膚は、30分もたたないうちにもとの弱酸性の状態に戻すことができるそう。)
固形のものだけが石鹸だと思われがちですが、粉末、液体、固形など形はさまざまで、固形でも石鹸ではないものがあります。
なお、固形石鹸には、純石鹸成分が多く含まれており、もっとも洗浄力が高いと言われています。
肌への負担の違いはそれほどありませんが、3つを比較した場合、固形石鹸のほうがやや低刺激であることが多いようです。
固形石鹸と洗顔フォームの違いは?
ずばり、配合されている成分が違います。
固形石鹸は、天然由来成分を中心に作られており、洗浄力が高く、成分はシンプルです。
洗顔フォームには、一般的に、合成界面活性剤が使用されています。
いずれも界面活性剤なので、一概にどちらがいいとは言い切れません。
また、見た目だけでの判断は難しく、購入するときは成分を見て確認すると良いでしょう。
固形石鹸は、敏感肌や乾燥肌にどう?
固形石鹸には「透明なもの」「不透明なもの」があり、透明なものにはグリセリンや、砂糖(スクロース)などの保湿成分が入っていることから、マイルドな洗浄力で乾燥肌や敏感肌におすすめです。
不透明なものは保湿成分が少なく、石鹸成分が多いので、洗浄力は高めと言えるでしょう。
固形石鹸の見た目も、選ぶ時の参考にしてみてください。
固形石鹸で洗顔をするときに気をつけたいこと
固形石鹸は、洗顔フォームと違い、常に空気に触れています。
湿気が多い場所に置いておくとやわらかくなってしまい、雑菌が繁殖しやすくなります。
保管は、風通しがよく、湿気が少ない場所でしましょう。
また、石鹸を充分に洗い流せていない場合、石鹸カスが肌に残りつっぱりの原因となるため、洗顔後はよく洗い流しましょう。
固形石鹸にもさまざまな種類があります。
自分の肌状態や洗い上がりの好みによって選んでみてくださいね!