皮脂や毛穴の黒ずみは気になるけど、強い洗浄力の洗顔料やスクラブはあまり使いたくない・・・。
そんな肌悩みに向けて、今人気の洗顔アイテムが“酵素洗顔”。肌にやさしく、余分な皮脂や毛穴の汚れを落とすことができると話題に!
多くの酵素洗顔が酵素の鮮度を保つためカプセル×パウダー状になっており、パウダーに水を含ませ、泡立てて使います。
▲スイサイの酵素洗顔パウダーを泡立てた後の状態
今回は、酵素洗顔の中でも1位2位の人気を争う「FANCL(ファンケル) ディープクリア洗顔パウダー」と「suisai(スイサイ)ビューティクリアパウダーウォッシュN」をピックアップ!
実際に2品を使い比べてみました。違いや選び方について迷う方へ、参考になれば幸いです。
もくじ
・ファンケル ディープクリア洗顔パウダーの成分と期待できる効果
・suisai ビューティクリア パウダーウォッシュNの成分と期待できる効果
・【比較表】酵素洗顔2ブランドの配合成分・泡・コストなど
・酵素洗顔比較① 成分や特長で期待できる効果の違い
・酵素洗顔比較② パウダー&泡の違い
・酵素洗顔比較③ 毛穴や角栓詰まりには?洗浄力・洗い上がりの違い
・酵素洗顔比較④ コスパとおすすめ使用頻度の違い
・ファンケルとスイサイの酵素洗顔比較まとめ
ファンケル ディープクリア洗顔パウダーの成分と期待できる効果
“黒”のパウダーでおなじみのファンケルの酵素洗顔は、酵素成分に加え、炭と吸着泥が配合されているところがポイント。
もっちり濃密泡が心地よく、気になる角栓をごっそり落とし、ヒアルロン酸などの保湿成分でみずみずしい洗い上がりに。
ディープクリア洗顔パウダー
30個入/1,980円(税込)
ファンケル 酵素洗顔の使い方
①手を洗った後、カプセル1個分のパウダーを手のひらに取ります。
②水を少しずつ加えながら空気を含むように泡立てましょう。
(泡立てネットを使うと、より簡単にもっちり泡が作れます。)
③黒ずみやざらつきが気になる部分から順に、もっちり泡を肌の上でやさしく転がすように洗います。
④洗い残しのないように、しっかりすすぎ落としましょう。
suisai ビューティクリア パウダーウォッシュNの成分と期待できる効果
“白”いパウダーのスイサイの酵素洗顔は、Wの酵素成分が角栓や毛穴汚れだけでなく皮脂にもアプローチし、透明感アップが期待できるアイテム。
軽やかなふんわり泡で泡切れよく、毎日の洗顔料としても取り入れやすい穏やかな洗浄力です。
ビューティクリア パウダーウォッシュN
0.4g×32個/1,980円(税込)
スイサイ 酵素洗顔の使い方
①顔と手を濡らし、手のひらにカプセル1個分のパウダーを出します。水、またはぬるま湯を少しずつ加えつつ、空気を含ませながらよく泡立てます。
(洗顔ネットを使うとより早く泡立ちます。)
②円を描きながら、手が顔に触れないよう顔全体をやさしく洗いましょう。Tゾーンや小鼻は念入りに!
③泡が残らないようにしっかり洗い落とします。やさしくタオルオフしたら、すぐに化粧水をつけます。
【比較表】酵素洗顔2ブランドの配合成分・泡・コストなど
商品名 | ファンケル ディープクリア洗顔パウダー |
スイサイ ビューティクリア パウダーウォッシュN |
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|
容量/価格 | 30個入 1,980円(税込) |
32個入 1,980円(税込) |
コスパ |
1回あたり約66円 | 1回あたり約62円 |
成分特長 | ・酵素に加えて、 炭と吸着泥を配合 |
・Wの酵素成分配合 |
パウダー の質感 |
粉糖のように 軽い粉状 |
顆粒のような 細かい粒状 |
泡の質感 |
もっちり濃密泡 |
軽やかなふんわり泡 |
洗浄力 | しっかり毛穴へ アプローチ |
やさしく控えめ |
洗い上がり | 毛穴もすっきり & うるおう |
程よくすっきり & うるおう |
おすすめ 使用頻度 |
週2〜3回 | たまに or 毎日でも |
トライアルセット |
トライアルセット |
トライアルサイズ 990円(税込) |
酵素洗顔比較① 成分や特長で期待できる効果の違い
■共通成分
✔「プロテアーゼ」:タンパク質分解酵素で、角栓やザラつきのもととなるタンパク質に働きかけてくれる。
✔「アミノ酸系洗浄成分」:肌にやさしく汚れを落とす&うるおいを守る洗浄成分で、ファンケルは独自のアミノ酸系洗浄成分を使っている。
✔「ヒアルロン酸」:保湿成分として配合。
■異なる成分
✔スイサイ 「リパーゼ」 :上記のプロテアーゼに加えてもう1種類、皮脂分解酵素を配合。
✔ファンケル 「炭」と「吸着泥」:酵素に加えて、配合。炭が肌表面の角栓・毛穴汚れを効率よくかき出し、吸着泥(豊富なミネラル成分を含む天然の鉱物であるクレイ)が角栓・毛穴汚れや老廃物を吸着し、からめとる。
✔スイサイ:香料・着色料フリー
✔ファンケル:香料・合成色素・防腐剤・石油系界面活性剤を不使用。
基本となる汚れを分解する酵素や、やさしい&うるおいを守るアミノ酸系洗浄成分は共通です。
スイサイとファンケル、両者とも皮脂へのアプローチはあるものの、スイサイは引き続き分解酵素で、ファンケルは炭や吸着泥を加えて・・・と少し攻め方が違うと感じました。
どちらもくすみや透明感ケアに期待できますが、スイサイは酵素でやさしく分解しながら除去、ファンケルはクレイ(泥)の力も借りて吸着+洗い上がりにみずみずしさをプラスしてくれるイメージでしょう。
酵素洗顔比較② パウダー&泡の違い
白と黒でパウダーの色が違う他、質感も少し異なりました。
■パウダーの違い
✔ファンケル:ふかふかで軽い粉糖のような黒のパウダー状
✔スイサイ:つぶつぶが目に見える白い顆粒状
スイサイが顆粒の理由は、酵素を湿気から守り、働きを安定させるためだそう。
一つ一つがシルクコーティングされていることもありそうです。
ファンケルは、洗顔ネットの網目をもすり抜けてしまう程細かいパウダーので、カプセルから取りこぼさないように注意しましょう。
▲同じ酵素洗顔でもパウダーの形状も異なる。
■泡の違い
大きな違いを感じたのは、泡立て後!
ファンケルは、もっちりとボリューミーな濃密泡。
顔にのせてもへたらないタイプで、もっちり泡に包みこまれているような癒やしを感じられました。
一方で、スイサイは、軽やかなきめ細かいふんわり泡。
泡に包まれるというよりは、やわらかい軽やかさが肌当たりよく、サッと広げて洗い流すイメージでした。
▲どちらの泡も無理にこすったりしなくとも、
やさしく広げるだけで皮脂や毛穴を落としてくれる◎
ファンケルもスイサイも、手のひらより洗顔ネットなどを使って泡立てる方がしっかり&時短になるのでおすすめです。
酵素洗顔比較③ 毛穴や角栓詰まりには?洗浄力・洗い上がりの違い
ファンケルは、毛穴の黒ずみやいちご鼻になりそうな角栓まで、まさに“ごそっと”スッキリ絡め取ってくれるような頼もしさがあり、1回でも洗浄力の高さを感じました。
それでいて、クレイや保湿成分ヒアルロン酸・糖の効果からか、みずみずしいもっちり感の残る洗い上がりに。
さっぱりとうるおいのバランスが好感触です。
スイサイの魅力は、控えめな洗浄力と洗い上がり。
“汚れを分解して取り去る”という発想にも納得な、やさしくすっきりと表面の汚れを一掃してくれるような軽やかさを実感できました。
どちらもアミノ酸系洗浄成分が配合されていることから強さは感じませんが、一度でガツンと効かせたいときや、ニキビ予防で汚れをクリアにしておきたいときには、ファンケルがおすすめでしょう。
スイサイは、毎日の洗顔に使ってもマイルドに程よくすっきりさせてくれるアイテムでした。
酵素洗顔比較④ コスパとおすすめ使用頻度の違い
価格は、どちらも同じ1,980円(税込)。
スイサイの方が32個入りと2個多く入っているので、コストは1回あたり4円程スイサイが安価となりますが、大きな差はないでしょう。
なお、ファンケルの酵素洗顔は、公式サイトでも朝晩の使用は推奨されていません。
毎日使うときは、朝晩のどちらか1回にするか、肌状態を見て週1〜3回などのスペシャルケアとしてがおすすめです。
スイサイは、マイルドな洗浄力なので朝晩の使用や毎日のスタンダードな洗顔料としても使いやすいでしょう。
ファンケルとスイサイの酵素洗顔比較まとめ
いかがでしたか?
同じ酵素洗顔パウダーでも、粉の質感や泡の感触に違いが。
また、基礎となる酵素成分のサイドを固める成分・処方もそれぞれ違い、期待できる洗い上がりや使う頻度も異なると感じます。
どちらも一般的な洗顔料では得られないすっきり感とスクラブに対する不安感などがないやさしさ、この2点の両立が魅力!
カプセル状なので、1回で使い切れるフレッシュさがあり、旅行などへ手軽に持っていけることも酵素洗顔パウダーならではの特長でしょう。
乾燥肌・敏感肌タイプは、まずは週1〜2回から取り入れてみるのがおすすめ!
ぜひ一度試してみてくださいね。
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▶ファンケルのトライアルセットをみる
うるおい・美白・肌荒れケア2週間キット:1,200円(税込)
▶スイサイのトライアルセットをみる
▶こちらも人気酵素洗顔!「オバジC 酵素洗顔パウダー」のレビュー記事
オバジC 酵素洗顔パウダーのリアル評価|ビタミンC配合の毛穴ケア&保湿洗顔料をレビュー
〈掲載商品一覧〉
ディープクリア洗顔パウダー
30個入/1,980円(税込)
トライアルセット:1,200円(税込)
ビューティクリア パウダーウォッシュN
0.4g×32個/1,980円(税込)

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