肌タイプには、よく聞き慣れたものに脂性肌・普通肌・混合肌・乾燥肌・敏感肌などがありますが、最近では、「インナードライ」にも注目が集まっています。
インナードライとはどのようなタイプの肌を指しているのでしょうか?原因・対策方法を学び、理解を深めていきましょう。
※透明感:うるおいによる
※くすみ:乾燥による肌印象
※エイジングケア:年齢応じたケア
インナードライとは?
インナードライは「隠れ乾燥肌」とも言われていて、ニキビや乾燥など様々な大人の肌悩みの原因となっています。
肌の内部の水分量が極端に少なく、どちらかと言うと乾燥肌タイプに当たるのですが、その水分量の少なさを補うために、表面から皮脂がたっぷり出てしまう状態が特徴です。
そのため、“肌の内側はカラカラなのに、表面からは皮脂が過剰に分泌される”という悪循環に陥ってしまっていることから、「自分は、脂性肌タイプなんだ・・・!」と勘違いしている人も多いのです。
もしかして、インナードライ?診断チェックリスト
こんな肌悩みがある場合はインナードライかも?チェックしてみてくださいね。
・洗顔後にカサつく |
自分で診断するのが難しい場合は、デパートや化粧品コーナーの肌診断で、油分・水分量のバランスを測定してもらうこともおすすめです。
インナードライの原因と対策
内部は乾燥しているのに、なぜ肌の表面は脂っぽくなってしまうのでしょうか?
インナードライというのは、肌が必死に抵抗している状態なのです。
つまり、「内部の水分量が減っている」ということ。
そのため、その水分が外に逃げてしまわないように皮脂を出して覆っているようなイメージ。乾燥がひどければひどいほど、「水分の蒸発を防ごう」と肌が必死になり、皮脂を過剰に分泌してしまうのです。
原因はどれか1つというわけでなく、いくつか組み合わさっている場合も多いので、様々な視点から対策を行っていく必要があります。
・食生活
糖質・脂質の多い食生活は、皮脂のさらなる分泌を招きます。
インナードライ対策におすすめの食べ物は「魚」。
中でも、アジやサバなどの青魚に含まれている不飽和脂肪酸には、保湿効果があるため、肌が乾燥しにくくなります。
その他にも、コラーゲンやヒアルロン酸を多く含む、手羽先やゼラチン類などもいいですね。
・生活環境
空気の乾燥やエアコンなど、環境的な要因で肌の乾燥が進んでいることも。
湿度が低くなっていないかを湿度計などで測り、足りていないようであれば、加湿器を使うなどの工夫をしていきましょう。
また、紫外線も肌から水分を奪う原因です。
日に当たったら、保湿ケアをマメにするよう心がけてみてください。
・あぶら取り紙の使用はNG
あぶら取り紙は、一般的に脂性肌〜普通肌の人が活用するもの。
インナードライ肌の人が皮脂を取りすぎると、さらに皮脂が出てしまいます。
毛穴も目立ちやすくなり、大人ニキビもできやすい状態になるので、あぶら取り紙の使用は控えましょう。
・クレンジングと洗顔
クレンジングや洗顔料の洗浄力が強いものは、皮脂と同時に水分も奪ってしまうので、結果的にインナードライを悪化させてしまいます。
クレンジングは、オイルタイプ以外をおすすめします。
オイルクレンジングはメイクが素早く落とせるというメリットがある反面、皮脂も水分も奪いやすい性質があります。
クリームやバーム、ミルクなどが、滑らかな使用感で使いやすいでしょう。
また、洗顔料はなるべく無添加で、肌に負担がないものを選ぶといいでしょう。
インナードライ肌の朝洗顔は、固形石鹸タイプが低刺激で肌に優しいため、おすすめ!
・スキンケア
インナードライを改善する上で必要不可欠なのは「保湿」です。
皮脂量が多いな・・・と感じる日も、化粧水だけのケアで済ませてしまうのはNG!
そして、乳液、クリーム、美容液など、ご自身の肌の状態を見ながら、必要な水分と油分を補っていきましょう。
成分としては、イ肌との親和性が高い「セラミド」配合の化粧品がおすすめです。
インナードライ対策のスキンケア
#オルビス アクアニスト
100%オイルカット処方のオルビス。
その中でもインナードライ肌にぴったりの「アクアニスト」は、抜け出したい乾燥・敏感肌サイクルに、「持続型トリプルアミノ酸」で肌を持続的に保湿します。
#dプログラム バランスケア
敏感肌向けの低刺激設計・バリア機能を整える処方が魅力の「dプログラム」。
dプログラムの中でも、「バランスケア」はベタつきとカサつき両方気になる、混合肌タイプのうるおいバランスや毛穴目立ちを整えるスキンケアで、インナードライ肌にもおすすめです。
#HABA
無添加主義のHABAの人気アイテム「高品位 スクワラン」は、天然由来成分のみから抽出された高純度のスクワランを使用しています。
加齢とともに減少しがちな肌内のスクワランを補って、肌本来のうるおいを取り戻します。
インナードライの原因と対策まとめ
インナードライ肌は、「肌表面の脂っぽさ」と「内側の乾燥」という異なる2つの性質を兼ね備えている肌質のこと。
脂性肌の人の特徴でもあるベタつきや、ニキビ、毛穴の目立ちなどを感じるため、「自分は、脂性肌なのかも?」と勘違いしてしまう人も多いようです。
化粧品カウンターでの肌診断だけでなく、今は自宅で簡単に肌の水分・油分のチェックができる測定器もあるので、気になる人は試してみると良いでしょう。
また、スキンケアは、クレンジングや洗顔方法の見直しと合わせて、「保湿」が大事です。
肌の内側にもしっかりと水分が届くようになれば、インナードライは改善するので、ケアを頑張っていきましょう!
※透明感:うるおいによる
※くすみ:乾燥による肌印象
※エイジングケア:年齢応じたケア