第1話(「〔COLUMN〕ザラつき、黒ずみ、ニキビ・・・背中の肌トラブル、原因と対処法①」)は、背中のトラブルやその原因についてお話をしました。
第2話となる今回は、トラブルの改善・予防のためのケアについてご紹介します。
背中のザラつきや黒ずみのセルフケアとは?
背中の肌のセルフケアは、入浴中や入浴後がカギとなります。
以下のポイントを意識しておこないましょう。
✔洗い方
ゴシゴシ洗いで角栓が溜まったり、洗い方が不十分で皮脂が残ると、ニキビが出来やすくなります。
背中(特に皮脂分泌の多い中心部分)は、洗浄剤をたっぷりと泡立て、その泡を転がすように洗いましょう。
AHAや天然クレイが入ったものは、やさしく角質を除去してくれるのでオススメです。
また、「髪→顔→身体」の順番で洗うと、シャンプー・トリートメントのすすぎ残しを防いでくれます。
洗ったらその都度、しっかりとすすいで泡を落としきることを意識しましょう。
✔うるおいケア
お顔の時と同じようにうるおいケアをしましょう。
乾燥によるニキビには、水分を呼び込んで抱え込む作用をもつ「セラミド」を配合した化粧水を。脂性肌によるニキビには、皮脂の過剰分泌を抑える作用をもつ「ビタミンC誘導体」を配合した化粧水を。
また、炎症による色素沈着には、メラニンを産生するチロシナーゼの働きを阻害する「ハイドロキノン」を配合した化粧水が有効です。
入浴後はきちんと水分を拭き取り、肌悩みに合った化粧水でしっかりと保湿しましょう。
手が届きにくいので、シュッと全体に吹きかけられるミストタイプもオススメです。
✔スクラブで磨く
まずは、素の状態で背中に触れてみましょう。肩甲骨の周りなどに皮脂溜まりや黒ずみがあるのが分かるはず。
その部分にそっと円を描くようピーリング成分入りのスクラブをかけて、背中を磨きましょう。
ただし、肌荒れしている場合は要注意!ニキビを傷つけ炎症を悪化させたり、肌を傷つけ乾燥を招く場合があるので、肌の状態を見ながらおこないましょう。
\背中のザラつき・黒ずみ対策を試してみました/上記の「✔️洗い方」の通りに背中をやさしく洗い、入浴後にはニキビ用スキンケアを塗布します。 背中は、なんとなく後回しにしていたパーツでしたが、これを機にツルツル背中を目指してちゃんとケアを続けていきたいと感じました。 |
美しい背中の美肌につながる規則正しい生活
上記の背中ケアと併せて、規則正しい生活を心掛けることも重要です。
食生活
まずは「食生活」。
栄養バランスのとれた食事はもちろんですが、皮脂や皮膚に働きかけてくれる栄養素を意識して摂りましょう。
◇皮脂の過剰分泌を抑制するビタミンC(キウイ、ピーマンなど) ◇皮脂の代謝を正常化するビタミンB2(レバー、うなぎ、大豆など) ◇皮膚の炎症を予防するビタミンB6(青魚、プルーンなど) |
睡眠
そして特に意識したいのが「質の高い睡眠」です。
新陳代謝が活発になる肌のゴールデンタイムは、入眠後3~4時間。この時間にしっかりと熟睡できるよう、睡眠前はアルコール、激しい運動、スマホの使用、熱いお風呂など避けましょう。
また、汗や皮脂などがついたパジャマやシーツは肌に悪影響です。パジャマや寝具は、常に清潔な状態をキープしましょう。
背中のザラつきや黒ずみケアまとめ
背中は、お手入れしにくいと思われがちですが、セルフケアや心掛け次第で充分“背中美人”を目指すことができます。
肌見せの多い夏に限らず、一年通してしっかりと背中ケアしていきたいですね!