おせち料理の由来は?
お正月の楽しみのひとつ、おせち料理。
おせち料理は中国から伝わった行事に由来し、奈良時代、朝廷内ではじまりました。
一般庶民がそれをならい、もともとは五節句の祝儀料理すべてを「節供(せちく)」と呼んでいたようで、それらがのちに、正月料理を指すようになりました。
正月料理は、江戸時代の頃に形作られたと言われており、地域によって三重から五重と様々。中に入れる具材もそれぞれ郷土のものが用いられたりと、違いが見られるのも特徴のひとつです。
さて、今回はそんな歴史あるおせち料理の意味と、おせち料理がもたらす美容効果についてご紹介します。
おせちの定番食材の意味と美容効果
・黒豆
「マメに働き、健康に過ごせますように」という願いが込められています。
✔アントシアニン・イソフラボン・サポニン・食物繊維など・・・脂肪がつきにくく、腸の調子を整えます。
・紅白なます
色合いがお祝いの水引のように紅白のため、お祝いの席の料理に並べられるようになりました。
✔お酢・イソチオシアネート・食物繊維・カリウム・βカロテンなど・・・抗酸化作用や、むくみ解消、美肌・美白に効果的です。
・栗きんとん
「金の団子」、「金の布団」と言う意味で、商売繁盛・金運・財運をもたらす福食と言われています。
✔ビタミンC・ビタミンB1・タンニン・ペクチン・・・抗酸化作用や糖質をエネルギーに変える働きや美肌作用などがあります。
・お煮しめ
「家族が仲良く一緒に結ばれる」という意味があります。
里芋・・・「子宝に恵まれるように」という願いが込められています。里芋に含まれる「カリウム」は、むくみの解消に。 シイタケ・・・「元気、壮健」という願いが込められています。食物繊維が便秘解消に効果的。 れんこん・・・「先が見通せるように」という意味が込められています。れんこんには「ビタミンCが」レモンの3分の2程含まれ、肌荒れや、疲労回復に効果的。 |
おせち料理と美容のまとめ
これらのように、おせちには美容に嬉しい食べ物がたくさん入っている一方、黒豆や栗きんとんは高カロリーなので、食べすぎには注意が必要です。
普段あまり意識せずに食べているおせち料理も、今度のお正月は美容のことを意識しながら食べてみてはいかがでしょうか。