酵素は、生活用品から美容アイテムまで幅広いプロダクトに用いられています。そんな酵素を利用した「酵素洗顔」も流行のひとつ。
今回は、酵素洗顔のメリットや効果、実際に試した様子をレポートします!
酵素洗顔とは
その名の通り、酵素が含まれた洗顔料。もしくは、いつもの洗顔に酵素をプラスして洗う洗顔方法です。
\そもそも酵素って?/ 酵素とは、体内で食べ物など分解し吸収しやすい状態にしてくれる分子で、たんぱく質からできています。 酵素がないと人間は生きていけないといわれているほど、健康には欠かせない大切な物質です。 |
酵素洗顔に期待できる効果
酵素洗顔に配合される酵素には『たんぱく質分解酵素』と『皮脂分解酵素』があり、この2種類により以下の働きが期待できます。
くすみの原因となる古い角質を除去する
くすみとは、古い角質(たんぱく質)がはがれず、厚くなったり重くなることが原因で起こります。
酵素には、肌に残った古い角質を包み込んで分解する働きがあるため、通常の洗顔では落としきれない角質を落とし、くすみの解消に繋がります。
毛穴の黒ずみや角栓を除去する
毛穴の黒ずみや角栓は、毛穴に溜まった“皮脂”と古くなった“角質”が、毛穴の入り口の所で固まってできあがります。
この角栓の7割がたんぱく質、3割が皮脂から出来ているため、酵素洗顔をすることで角栓や黒ずみを分解して、毛穴の開きや詰まりを解消することができます。
肌のターンオーバーを整える
通常、年齢とともにターンオーバーは遅くなり、肌に残った角質はくすみや吹き出もの・シミやしわなど、あらゆる肌悩みの原因となります。
酵素洗顔はそれらの原因を除去してくれるため、「くすみ」を解消するだけでなく、遅くなってしまったターンオーバーを半ば強制的に早めることができるのです。
酵素洗顔=パウダー状の理由は?
酵素洗顔料のほとんどはパウダー状です。これは、酵素が水と混ざり合った時に最も活性化される性質をもつため。
また、パウダー状にすると、酵素を安定化させるための余分な成分を配合しなくても済むことから、肌への負担も軽減できます。
よって、石けんタイプの酵素洗顔料よりもパウダー状の方が角質分解力も高く、効果が期待できるといえます。
酵素洗顔を使う際の注意点
肌荒れ中は、酵素洗顔の使用を控える
酵素洗顔はくすみ取りの効果が高い分、肌へのアプローチが強め。そのため、刺激が強く、逆に肌を痛めたり肌荒れを悪化させてしまう恐れもあります。
肌荒れ中は酵素洗顔をお休みし、炎症を抑えるケアを優先しましょう。
酵素洗顔の使用頻度に注意
古い角質が蓄積した肌は、肌内部の保湿機能が弱っている状態。そのため、酵素のはたらきにより急激に角質を除去すると、肌が刺激を感じることがあります。
また、敏感肌には酵素洗顔自体が刺激となってしまう場合も。最初の酵素洗顔~2回目の間は週間ほど空けた方が良いでしょう。
何の問題もなければ、4日おき・2日おきと間隔を狭くしていき、その過程で刺激を感じる事があれば一旦使用を控えてください。
普段の洗顔料に酵素洗顔を混ぜて使用したり、顔全体にではなく汚れの気になる部分にだけ使うなども、肌への負担が抑えられるのでオススメです。
酵素洗顔後は、しっかりと保湿ケアをおこなう
酵素洗顔後は、化粧水や乳液などのスキンケアの浸透率が高まっており、角質層おまでうるおいが届きやすい状態です。そのため、たっぷりの化粧水で保湿してあげましょう。
また、酵素洗顔後の肌は、紫外線の影響を受けやすくなっています。そのため、しっかりと保湿ケアをした後は、日焼け止めや化粧下地などで紫外線から肌を守るよう心掛けましょう。
人気の酵素洗顔料、おすすめはどれ?
酵素洗顔料の種類はさまざまあり、どれを選んだら良いか迷ってしまいますよね。
今回は、人気の酵素洗顔料4種類をご紹介します。
#01 スイサイ
0.4g×32個/1,980円(税込)
カネボウ化粧品/ドラッグストア・専門店舗
フレッシュクリア処方で、毛穴の汚れを取り除きつるつる肌に。
・トリプル洗浄成分配合(タンパク分解酵素、皮脂分解酵素、アミノ酸系洗浄成分)で、過剰な皮脂や角栓などの頑固な毛穴汚れも落としてつるすべ肌に。
・パウダーを寄せ集めた顆粒状。表面積が小さくなり湿気に強くなるため、酵素のはたらきが持続しやすい仕組みになっています。
・湿気や高温ではたらきが低下しやすい酵素をシルクでコーティング。安定化を実現しました。
・無香料、無着色。
・アクアモイスチャー成分(アクアグルコシド、ヒアルロン酸)配合で、うるおいも守ります。
使用感は?
普通の洗顔料よりは泡の粒が大きく泡が粗め。しかし、洗顔中は特に違和感や刺激を感じることがなく、フワフワの泡で洗うことができます。
洗い上がりも比較的なめらかで、焦って保湿しなきゃ!と思うようなつっぱり感や乾燥も感じられませんでした。
使用前と比べ肌にワントーン明るくなった気がします。今回使用した4種類の中では、低刺激・透明感アップの点で1番バランスが良くオススメです。
#02 肌極
0.4g×32包/1,540円(税込)
KOSE/ドラッグストア
お米のうるおいでつるんとすべすべ肌に
・「たんぱく質分解酵素」と「皮脂分解酵素」を配合。古くなった角質や毛穴の汚れをやさしく分解、くすみやザラつきの原因とスッキリ取り除きます。
・天然コメ由来保湿成分「ライスステロール、コメヌカオイル、米胚芽油」配合。肌のすみずみまでうるおし、肌の生まれ変わりをサポートします。
・アミノ酸系洗浄成分を主体としたやさしい泡が、硬くなった肌をやさしく包み込みます。
・無着色
使用感は?
泡立ちがよく、洗い心地も柔らか。優しい使用感は、「suisai」と似ています。
洗い上がりもつっぱり感なく、肌のざらつきがとれサラッとした仕上がりに。
ただ毛穴の汚れ落ちは一度では分からず…。また、使用後の透明感アップは、suisaiの方が実感できました。
天然コメ由来保湿成分に安心感もあり、敏感肌の人にも比較的使いやすい一品です。
#03 DETクリア
75g/1,000円(税込)
株式会社明色化粧品/ドラッグストア・オンラインショップ
洗うだけで毛穴の汚れがスッキリ
・天然のパパイン酵素を配合。古い角質黒ずみを除去し、化粧水がスッと浸透する肌へと導きます。
・角質クリア成分「果実AHA」と角質柔軟成分「植物BHA」を配合。
使用感は?
泡立ちがよく、甘くてフルーティーな香り。
洗顔している時は刺激や違和感などありませんが、すすぎ後のさっぱりした仕上がりから洗浄力は強めです。その分、肌のざらつきがとれ、透明感はアップしました。
今回紹介した中では、一番使用実感があるので、脂性肌の人や、肌が比較的強い人にオススメです。ただ、すぐにうるおいを求めている肌状態なので、速やか・念入りに保湿しましょう。
#04 ミノンアミノモイスト
35g/オープン価格
第一三共ヘルスケア/ドラッグストア
敏感肌でも使える低刺激酵素洗顔パウダー
・9種の保潤アミノ酸配合。うるおいを蓄え、肌本来のバリア機能をサポートします。
・2種の清透アミノ酸配合。うるおいで満たし、すこやかな素肌の美しさを目指します。
・無香料、無着色
・弱酸性
・パラベン、アルコールフリー
使用感は?
泡立ちにくく、粒も粗め。
しかし、洗い上がりはスッキリと、ザラつきのないサラサラ肌に仕上がります。手触りもなめらかで見た目にも清潔な肌に仕上がるので、仕上がりの肌はこちらが一番お気に入り。
ただし、うるおいはあまり感じられなので、こちらも使用後はしっかりと保湿ケアしましょう。
酵素洗顔まとめ
話題の酵素洗顔。使ってみたいけど、肌への刺激が心配・・そう思っていましたが、今回試したものは比較的優しく使いやすいものが多かったように感じます!
くすみや毛穴が気になる始めるこの時期、しっかりケアをして、透明感のある肌を目指していきたいですね♪
酵素洗顔なら、この記事も人気
酵素洗顔のsuisaiとファンケルを比較!
違いや選び方は?毛穴や角栓への効果、おすすめ頻度など使い比べてみました
〈掲載商品一覧〉
0.4g×32個/1,980円(税込)
カネボウ化粧品/ドラッグストア・専門店舗
0.4g×32包/1,540円(税込)
KOSE/ドラッグストア
75g/1,000円(税込)
株式会社明色化粧品/ドラッグストア・オンラインショップ
35g/オープン価格
第一三共ヘルスケア/ドラッグストア