キュレル、ヒフミドなど保湿クリームの違いを比較!セラミド成分配合の敏感肌向けクリーム 定番3ブランドを使い比べてみました

乾燥や紫外線、加齢などさまざまな要因によって、肌を外的刺激から守る「バリア機能」が弱まり、さらに外的刺激を受けやすい状態に・・・これがいわゆる、“敏感肌”の負のスパイラルです。

近年、このような敏感肌を自覚している人が増えている傾向に伴い、敏感肌向けのスキンケアも多くリリースされていますよね。それぞれ「セラミド」をはじめとする成分が配合されていたり、バリア機能を高める処方が施されていたりと、敏感肌の強い味方となってくれるアイテムがたくさん!

今回は、敏感肌向けスキンケアの中でも保湿&バリア機能アップ対策に欠かせない“クリーム”にフォーカスしてみました。
実際に使用した保湿クリームはこちらの3ブランド。

・ヒフミド エッセンスクリーム 40g/6000円
・コラージュ 薬用保湿クリーム 30g/3300円
・キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム 40g/2300円

どれも知名度の高いメーカーから発売されている、信頼性や機能性も高い敏感肌向け保湿クリーム。それぞれの特長、使用感や保湿力など気になるポイントを比べていますので、ぜひクリーム選びの参考になれば幸いです。

  

01.ヒフミド エッセンスクリーム

エッセンスクリーム
22g/4,400円(税込)

小林製薬のスキンケアブランド「ヒフミド」による、人の肌のセラミドと同じ構造をもつ「天然型セラミド」配合の保湿クリーム。加齢などにより不足しがちなセラミドを補うことで、肌のバリア機能を整え、しっかりとうるおいを与えます。

また、濃密感・肌触り・浸透感にもこだわって開発されており、乾燥をおさえながら肌老化にもアプローチしてくれる機能性の高い一品です。

✔成分配合

3種類のヒト型セラミド(セラミドⅠ・Ⅱ・Ⅲ)が4%と高配合
・リピジュア®、グルコシルセラミド

✔敏感肌向けの処方

香料、合成着色料、パラベン、エタノール、旧表示指定成分、鉱物油、タール系色素無添加

ヒフミド エッセンスクリームの使用感は?

少し光沢感のあるなめらか&やわらかなタイプのクリーム。やわらかくも濃密で、成分のコクが感じられます。
ベタつかず、比較的軽めな仕上がりですが、しっかり肌の内側まで保護されている感じがあります。

乾燥が特に気になる日は適量だと日中に乾きを感じることもあったので、気になる部位にはたっぷりと使いたいところ。
また、化粧水もラインでヒフミドのものを揃えるか、他ブランドでも保湿重視のアイテムと併せることをおすすめします!

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02.コラージュ 薬用保湿クリーム

薬用保湿クリーム
40g/3,960円(税込)

※この商品はリニューアルしています。

皮膚科学に基づいた敏感肌研究で、低刺激性×保湿力の両立にこだわった製品開発を行う「持田ヘルスケア」によるブランド「コラージュ」の保湿クリーム。

「セラミド」や「コラーゲン」を配合することで乾燥を防ぎ、肌を保護してなめらかに。乾燥小じわにも効果が期待できます。

✔成分配合

・セラミド2、アミノセラミド、コラーゲン、植物性(アミノ酸系)トリメチルグリシン、スクワラン

✔敏感肌向けの処方

低刺激性、無香料、無色素、アルコール無添加

コラージュ 薬用保湿クリームの使用感は?

今回使った3ブランドの中では一番濃密なコクがありながら、なじみもよいクリーム。
保湿力高く、しっとりとうるおいます。

時間が経つと、サラサラのなめらか肌に。夜使えば、翌朝まで乾くことなく、ふんわりやわらかな肌を実感できます。

※コラージュは、公式サイトでも「コラージュ化粧品シリーズはシリーズ(化粧水、乳液、クリーム、UVクリーム)でご使用いただくことで、 3大保湿因子類似成分をバランス良く補うことができます。」という記載があるように、ラインで使うのがおすすめです。

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※この商品はリニューアルしています。

  

03.キュレル 潤湿保湿フェイスクリーム

潤浸保湿フェイスクリーム
40g/2,530円(税込)

“乾燥性敏感肌”に着目し、低刺激なスキンケアを開発している花王のブランド「キュレル」。
うるおい成分を角層奥までしっかり浸透させ、外部刺激を受けにくく、ふっくらうるおいに満ちた肌を目指します。

✔成分配合

・うるおい成分:セラミド機能成分、ユーカリエキス
・肌荒れ予防成分:アラントイン

✔敏感肌向けの処方

・弱酸性、無香料・無着色、アルコールフリー(エチルアルコール無添加)、
アレルギーテスト済み
・乾燥性敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み

キュレル 潤湿保湿フェイスクリームの使用感は?

やわらかく、ふんわりまろやかな軽いテクスチャーのクリーム。うるおいつつ、ベタつきを残しません。

1回目、適量のみ使うと、部分的に乾燥を感じるところも。2回目は適量より多めにしてみると、乾燥を感じませんでした。
たっぷり使うことをおすすめします!

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保湿クリーム3ブランドの違いは?実際に使って比べてみました!

3ブランドの保湿クリームを使い比べてみて、肌悩みや選び方×おすすめのアイテムをピックアップしました。

  

①使用感の優しさ

使用感や成分処方は敏感肌のことをきちんと考えられていて、どれもとてもやさしいもの。3つともやわらかな質感のクリームで、のびやなじみもよく、刺激など感じることなくケアを続けられました。

成分や使用感で選ぶなら、どの保湿クリームもおすすめです♪

個人的には、「ヒフミド」のやわらか×濃密なテクスチャーがお気に入りでした。

  

②仕上がりの保護感

仕上がりはどれもベタつかず、サラッとなめらかな肌に。

3つともしっかり保護感もありますが、一番肌に密着する感じがあったのは「コラージュ」。こっくりしたテクスチャーで肌をしっかり覆い、乾燥や外的刺激から守ってくれるような安心感があります。

「ヒフミド」と「キュレル」で比べると、「ヒフミド」の方がよりもっちりとした仕上がりに!

  

③うるおい感の持続

№1:コラージュ
№2:ヒフミド
№3:キュレル

「コラージュ」は、コクのあるテクスチャーからもわかるように、うるおいも最も持続されたように感じました。

ただし、「ヒフミド」の3種のヒト型セラミドを補給できるという機能面は、使い続けることでバリア機能を高めてくれそうで、期待大!

どれもベタつかず、やさしい&ベタつかないテクスチャー。そのため、よりうるおいを持続させるには、クリームの前に使う化粧水での水分補給も大切になってくるでしょう。

   

④その他の美肌効果は?

「ヒフミド」はもっちりとうるおい、ふっくらハリ感がでます。年齢肌対策にもおすすめ!
逆に、「コラージュ」は、肌がほぐれてやわらかくなる仕上がりを感じられました。

「キュレル」は、金額からみても“保湿メイン”と考えるのが妥当でしょう。

  

保湿クリーム比較のまとめ

今回、3ブランドの保湿クリームを実際に使ってそれぞれ比べてみると、どれも敏感肌の原因である“バリア機能の低下”にアプローチ。それぞれの成分配合・処方でしっかりバリア機能を整えてくれる優秀品でした。

共通の処方としては、どれも「セラミド」に着目しているということ。セラミドはクリームとの相性がよいとされているので、相乗効果にも期待できそうですね!

ただし、「キュレル」は実際にセラミドが配合されているわけではなく、独自のセラミド機能成分によってセラミドの働きを補い、角層細胞間のすき間をうるおいで満たすという機能性。

他の2アイテムと比べると、セラミドそのものを補給できるわけではないため、その面では一歩惜しいと言えるかもしれません。

それぞれ、敏感肌向けの処方も工夫がなされているため、

「年齢肌対策もしたい(=ヒフミド)」
「ライン使いで機能性を重視したい(=コラージュ)」
「とにかくコスパが高く、保湿メインのクリームを使いたい(=キュレル)」

というような点で使い分けてみることをおすすめします。

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