製薬会社として、敏感肌についてもあらゆる側面から研究が続けられている全薬製薬のスキンケア「Arouge(アルージェ)」。ちょっとした刺激で肌が敏感になり、荒れたり、乾燥したり・・・と、繰り返す敏感肌に悩むすべての女性のため、2001年に誕生したブランドです。
敏感肌向けという点から、「実際に刺激は感じないか?」「しっかり保湿はされるか?」など、気になるところがたくさん。今回は、アルージェのバリア保湿の仕組みや成分、使用感など詳しくレビューしていきたいと思います。
敏感肌のためのスキンケア!
アルージェの成分と特長
医薬品メーカーとして培ってきたテクノロジーで、刺激に負けない健やかさを育むスキンケアブランド「アルージェ」。
そもそもアルージェが考える敏感肌の原因は、「バリア機能の低下」。バリア機能が乱れ、弱まることで刺激を受けやすくなり、うるおいも逃げやすい状態となります。
そして、バリア機能の低下が慢性的な炎症に、さらに肌状態の悪化へとつながる・・・と、まさに“負のスパイラル”が起こってしまうのです。
そのため、まずは「バリア機能を整える」ことが敏感肌ケアには必要不可欠。アルージェの3つのこだわりによって、弱ったバリア機能をすこやかな状態へと整えます。
バリア機能を整えるために①
「ナノ化天然セラミド」配合
アルージェの独自成分、「ナノ化天然セラミド」を配合。界面活性剤は、刺激になりやすく、角層バリアを壊してしまう恐れがあるため使わず、独自のナノモイスチャーテクノロジーによってナノ化した「天然セラミド」を使用しています。
そして、角層全体にやさしく浸透。セラミドを補給してうるおいで満たすだけでなく、肌内のセラミド産生もサポートします。
バリア機能を整えるために②
無添加処方・低刺激処方
敏感肌にとって、刺激があるお手入れは避けるべき項目。
上記の①でも示したとおり、アルージェでは、界面活性剤を使用せず、肌への刺激を最低限におさえ、角層(肌のバリア機能)を壊さないような配慮がされています。
\アルージェの無添加処方/ ✔無香料・無着色 |
バリア機能を整えるために③
「肌あれケア成分」配合
・「グリチルリチン酸2K」または「グリチルレチン酸ステアリル」
・「ε-アミノカプロン酸」
外的刺激によって炎症が起きやすい敏感肌のため、上記2成分を配合。抗炎症作用・抗アレルギー作用をもつ2種類の肌荒れケア成分で、起きてしまった炎症にもしっかりアプローチします。
スキンケア3アイテム共通!
敏感肌のためのうるおい成分配合
アルージェには、保湿ケアのみならず、メイク落としをはじめ、UVケアから美白ケア、スペシャルケアまであらゆるスキンケアアイテムが揃っています。
今回レビューするのは、基本のお手入れの3点(化粧水・ジェル乳液・クリーム)。詳しい成分や特長をみていきましょう。
敏感肌のためのうるおい成分
・2種の肌あれケア成分(有効成分)
・3種の保湿成分「ナノ化天然セラミド(ビオセラミド)」、「カンゾウ葉エキス」、「トリメチルグリシン」
①スプレー化粧水の
モイスチャーミストローション
アルージェの「モイスチャーミストローション」は、“スーッと浸透”&“うるおい持続”が特長の素肌を整える化粧水。
いつでもどこでもうるおい補給ができるミストタイプのため、日中の乾燥対策としてメイクの上からも使用可能です。
②ジェル乳液の
モイスト トリートメント ジェル
みずみずしい「モイスト トリートメント ジェル」は、とけこむように浸透するジェル乳液。
深いうるおいを与えるジェルタイプの保湿ミルクで、化粧下地としても使用可能です。
③保湿クリームの
エッセンス ミルキークリーム(しっとり)
こちらのエッセンスミルキークリームは、化粧水・乳液に配合されている2種の肌荒れケア成分に加え、さらに「γ-オリザノール」という肌荒れケア成分が追加で配合されており、より肌あれに負けない肌へ導きます。
軽やかなクリームなので、朝のメイク前でも違和感なく使えます。
アルージェ スキンケアの使い方
①洗顔後、ミスト化粧水を肌に直接スプレーするか、手のひらにとってから顔全体・首筋までなじませます。最後に、両手のひらで顔全体を包み込み、浸透させましょう。
②次に、2プッシュ分のジェル乳液を手にとります。顔全体から首すじにかけて、やさしくなじませます。
③ジェル乳液の後、クリームを真珠粒1つ分手にとります。顔全体から首筋にかけてしっかりなじませましょう。
※コットンの場合は、肌に刺激にならない良質なものを使うことをオススメします。
ユーザーデータ 季節:冬 使った時の肌コンディション: 特に大きな肌トラブルはないが、少し肌は敏感にゆらぎ気味。 |
まずは、アルージェのミスト化粧水とジェル乳液を使ってみました。
保湿力や肌への優しさはどうでしょうか?
テクスチャー〈化粧水〉しっとり
〈乳液〉やわらか |
香りなし 無香料 |
使用感:◎〈化粧水〉ミスト状でみずみずくも、しっとりとした後肌に。すっと素早く浸透する。 〈乳液〉やわらかくみずみずしいジェルで、のびが良い。適量の2プッシュで十分うるおう。 |
保湿力:◎ジェル乳液なのでみずみずしい質感だが、肌にのせるとぺったりと保湿していく。 |
美肌力:◯キメが整い、なめらか肌に。 |
肌へのやさしさ:◎低刺激処方で、実際に刺激も感じない。 |
コスパ:◎うるおい感やなめらか肌の仕上がりなど、満足度が高い。 |
その他特徴・化粧水は3つの使用感から選択可。 |
エッセンスミルキークリーム
も使ってみました!
化粧水・ジェル乳液の後に、クリームも使ってみました。
▷使用感は?
真っ白なミルキーさと軽やかな質感が特長のクリーム。やわらかい質感のため、のびがとても良いです。
クリームのお手入れまで終えると、肌の“保護感”が増します。敏感肌・乾燥肌ならば、迷いなくクリームまで使うのがベター。
また、クリームには、さらにうるおい深い使用感の「エクストラ モイストクリーム(とてもしっとり)」もあります。超乾燥肌で、しっかり肌を守りたい人にはエクストラタイプもおすすめです。
\こんな女子に使ってほしい!/・スプレータイプの化粧水で、手軽にうるおい補給したい女子。 |
\おすすめ肌質・肌悩み/乾燥肌・敏感肌・混合肌・ |
\おすすめ年代/すべての年代に |
総合評価 3.9 ★★★★☆
良い点・ミスト状の化粧水で、使い勝手良し。
惜しい点・化粧水単体での保湿力はみずみずしいので、ラインでしっかり使うのが良い。 “セラミドを補う”のではなく、“セラミド産生を促す”アプローチのアルージェは、敏感肌・乾燥肌にぴったりなコンセプトと使用感。 ミストタイプの化粧水は、初めは不慣れでしたが、使っていくうちに全顔に余すところなく塗布できる使い勝手が気に入りました。化粧水単体は、みずみずしい後肌で、そこにジェル乳液を使い、さらに水分を足す感覚です。 ジェル乳液だけでも相応にうるおいますが、最後はエッセンスミルキークリームで蓋をするお手入れが、一番肌の調子が良いように思いました。 もう少し保湿力を感じたい人は、化粧水「とてもしっとりタイプ」を使ったり、クリームを「エクストラ モイストクリーム(とてもしっとり)」に替えてみてくださいね。
✔乾燥肌へのおすすめ度◎ ジェル乳液はみずみずしい保湿感。乾燥肌のしっかりケアなら、クリームまで使うとより安心できます。
✔敏感肌へのおすすめ度◎ 敏感肌向けブランドというだけあり、刺激を感じることなく使えました。敏感肌にぴったり! |
〈掲載商品一覧〉